プレミアムセミナー「ブロックチェーン技術の展開と課題 ~2017年度の総括と今後の展望~」

こちらも招待制ですが、セミナーを開催させていただきます。

  • 日時: 2018年3月8日(木)15:00~17:00
  • 場所: 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
  • 講師:斉藤賢爾(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)
    高木聡一郎(国際大学GLOCOM)

概要

2017年度は、ブロックチェーン技術/仮想通貨について波乱の1年となった。4月には仮想通貨方が施行されるなど、仮想通貨が一定の地位を持って扱われることとなった。また、ブロックチェーンの応用も盛んに検討され、土地の登記から、行政業務への利用、保険、食品偽装、シェアリングエコノミー、パスポートなど多様な業務を対象に実証実験等が行われてきた。

一方、8月にはビットコインの分裂が発生し、その後も多数の分裂を生むなど、分散型システムのガバナンス上の課題も明らかになったほか、ICO(Initial Coin Offering)が過熱を見せ、各国当局も規制強化の動きを見せ始めた。また、2018年に入ってからは仮想通貨NEMの大量流出事件も発生し、大きな社会的課題として取り上げられることとなった。

このようにブロックチェーン技術を取り巻く状況は、波乱に満ちたものとなったが、本セミナーでは、長年にわたり第一線でブロックチェーン/仮想通貨関連の開発に取り組んでいる斉藤賢爾氏(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)を講師に迎え、2017年度の動向を振り返り、今後の展開について議論を行う。

登壇者プロフィール

斉藤賢爾

1993年、コーネル大学より工学修士号(計算機科学)を取得。2000年より慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに在籍。2006年、デジタル通貨の研究で博士号(政策・メディア)を取得。同大学院政策・メディア研究科特任講師等を経て、2014年より同大学SFC研究所上席所員。また、2016年より株式会社ブロックチェーンハブ CSO (Chief Science Officer)。専門はインターネットと社会。

高木 聡一郎

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)研究部長/准教授/主幹研究員、および東京大学大学院情報学環客員研究員。国際大学GLOCOM ブロックチェーン経済研究ラボ代表。これまでにハーバード大学ケネディスクール行政大学院アジア・プログラム・フェロー、慶應義塾大学SFC研究所訪問所員、東京大学大学院情報学環客員准教授などを歴任。専門分野は情報経済学。IT産業のビジネスモデルや、情報技術の普及・発展に伴う社会への影響を、主に経済学の観点から分析している。主な著書に「ブロックチェーン・エコノミクス 分散と自動化による新しい経済のかたち」(翔泳社)など。

申し込み方法

本セミナーは、招待制です。対象の方は以下の通りです。

  • ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポート購読企業
  • ブロックチェーン経済研究ラボ 研究サロンメンバー
  • その他ご招待させて頂いた方々

プレミアムセミナー「世界におけるブロックチェーン応用の最新動向」

招待制となりますが、以下のセミナーを開催させていただきます。

  • 日時: 2018年2月28日(水)15:00~16:30
  • 場所: 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
  • 講師: 石井 敦(クーガー株式会社CEO)

概要

ブロックチェーン技術は、仮想通貨としての急速な普及とその課題に焦点が当たっているが、仮想通貨以外にも、様々な業務やサービスへの応用が期待されている。これまでも、資産の管理から、IoT(Internet of Things)、サプライチェーン、医療、シェアリングエコノミーなど、多様な業務を対象として構想の発表や実証実験が行われてきた。その一方で、どのような業務であれば本当にブロックチェーンのメリットを活かせるのか、また実際にどの程度応用が進んでいるのか、不透明な部分も多い。本セミナーでは、ブロックチェーンの技術コミュニティであるBlockchain EXEの代表を務め、世界のブロックチェーン技術の応用に精通するクーガー株式会社CEOの石井敦氏を講師に迎え、世界におけるブロックチェーン応用のトレンドと、その課題を探っていく。

登壇者プロフィール

 

石井
Atsushi Ishii | クーガー株式会社 CEO
IBMを経て、楽天やインフォシークの大規模検索エンジン開発。日本・米国・韓国を横断したオンラインゲーム開発プロジェクトの統括や進行。Amazon Robotics Challenge トップレベルのチームへの技術支援や共同開発。ホンダへのAIラーニングシミュレーター提供、NEDO次世代AIプロジェクトでのクラウドロボティクス開発統括などを行う。Blockchain EXE代表。
現在、AI x ロボティクス x IoT x ブロックチェーンによる応用開発を進めている。

申し込み方法

本セミナーは、招待制です。対象の方は以下の通りです。

  • ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポート購読企業
  • ブロックチェーン経済研究ラボ 研究サロンメンバー
  • その他ご招待させて頂いた方々

Call for Book Chapters: Blockchain Economics: Implications of Distributed Ledger Technology

ブロックチェーンに関する英文書籍の章を募集しています。査読により審査があります。英文書籍で世界中に発信できますので、奮ってご応募ください。

Blockchain Economics: Implications of Distributed Ledger Technology

http://blockchainstudies.org/CFP_Blockchain_Economics.pdf

ブロックチェーン・イノベーション2017

昨年に引き続き、シンポジウム「ブロックチェーン・イノベーション2017」が開催されます。ビットコインの分裂からICO、ブロックチェーンと電力の関係など、幅広いテーマで第一人者が議論します。どうぞ奮ってご参加ください。

申し込み:http://www.glocom.ac.jp/events/3182

開催概要

この数年間の仮想通貨とブロックチェーン技術の発展は、目覚ましいものがある。ビットコインをはじめとする仮想通貨は法整備も進みつつあり、一般の消費者が触れる機会も増えつつあり、またブロックチェーン技術の多方面での応用も、世界各地で取り組みが進んでいる。このような中、国際大学GLOCOMでは、2016年9月にシンポジウム『ブロックチェーン・イノベーション2016』を開催し、ブロックチェーン技術の可能性と課題について俯瞰的に議論を行った。

昨年のシンポジウムから約1年が経過したが、ブロックチェーン技術の応用や発展はさらに加速し、電力取引への応用、仮想通貨を用いた資金調達を行うICO(Initial Coin Offering)など、多様性を増している。その一方で、多くの課題が顕在化しているのも事実である。2017年8月に発生したビットコインの分裂や、企業におけるブロックチェーン活用のメリットやデメリットなど、論点は多岐にわたる。そこで、本シンポジウムでは、仮想通貨の今後の展開や、業務におけるブロックチェーン技術の応用について、掘り下げた議論を行うこととしたい。

日時

2017年12月8日(金)13:30-17:30

会場

コングレスクエア日本橋(2F ホールA・B)

定員

110名

参加費

10,000円(税込)

主催

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
国際大学GLOCOM ブロックチェーン経済研究ラボ

プログラム

13:30-13:35 開会のご挨拶 前川 徹(国際大学GLOCOM所長)

13:35-14:05
講演「ブロックチェーン活用のトレンドとその本質的影響」

高木聡一郎(国際大学GLOCOM 主幹研究員)

14:05-14:55
特別講演「仮想通貨の展開とICOについて」

岩下直行(京都大学教授)

14:55-15:10 休憩

15:10-16:10
パネルディスカッション①「ビットコインの分裂と合意形成の行方」

岩下直行

首藤一幸(東京工業大学准教授)

本間善実(日本デジタルマネー協会代表理事)

【モデレータ】斉藤賢爾(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)

16:10-16:15 小休憩

16:15-17:30
パネルディスカッション②「ブロックチェーンの応用可能性と今後の展望」

杉井靖典(カレンシーポート代表取締役CEO)

田中謙司(東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任准教授)

宮村和谷(PwCあらた監査法人 システム・プロセス・アシュアランス部 パートナー)

安 昌浩(株式会社ALIS)

【モデレータ】高木聡一郎

プレミアムセミナー「ブロックチェーンのガバナンス」

国際大学GLOCOM公開コロキウム
GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ プレミアムセミナー
ブロックチェーンのガバナンス

  • 日時: 2017年9月29日(金)15:00~17:00
  • 場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
  • 講師:山崎重一郎(近畿大学教授)

■概要■

2017年8月に発生したビットコインの分裂で明らかになったように、不特定多数で運用するブロックチェーンをどのようにガバナンスしていくかは重要な課題である。台帳の管理だけでなく、ソフトウェアのバージョンアップなど、サービス運用のさまざまな局面でどのように合意形成を行い、実行していくか、課題は多い。今後仮想通貨以外への応用が進むにつれ、ガバナンスの設計はブロックチェーンの意義や効率性など多様な観点からの検討を要する課題となる可能性がある。本セミナーでは、長年にわたり仮想通貨・ブロックチェーンについて多方面から研究を行っている山崎重一郎教授を講師に迎え、ブロックチェーンをめぐるガバナンス上の課題について議論を行う。

※本セミナーは、「ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポート」の購読企業を中心とした招待制となっております。

■  登壇者プロフィール

山崎重一郎

近畿大学産業理工学部情報学科教授。博士(情報科学)九州大学。1983年富士通入社。富士通研究所を経て、2003年より現職。ブロックチェーン技術のFinTechへの応用や、個人情報の有効利用と個人情報保護を両立させる技術などを研究テーマとする。

■  申込み方法

  • 本セミナーは、招待制です。対象の方は以下の通りです。
    • ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポート購読企業
    • ブロックチェーン経済研究ラボ 研究サロンメンバー
    • その他ご招待させて頂いた方々

ご参加申し込みは、所属・お名前をberl[at]glocom.ac.jpまでお送りください。
↑[at]を@に変更してお送り下さい。

ブロックチェーンのフロンティア

これまでのブロックチェーン経済研究ラボでの活動をもとに作成した、国際大学GLOCOMの機関誌「智場」121号、「特集:ブロックチェーンのフロンティア」が発刊されました。

智場121号表紙

 

製本版はAmazonから、PDF版はGLOCOMのHPより入手できます。どうぞご覧ください。
以下、GLOCOMのHPより
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(高木聡一郎「はじめに」抜粋)

この数年のブロックチェーン技術の発展は目覚ましいものがある.約8年前に誕生したビットコインは,今や一般の人々が投資や通常の商取引で使用する場面も出てきている.また,通貨や決済のみならず,様々な資産の管理,電力の流通,Internet of Thingsまで,幅広い応用可能性が検討され,世界各地で実証実験や実用化に向けた検討が行われている.
このように注目が高まっているブロックチェーンであるが,その本質や社会・経済への影響に関する議論はまだ緒に就いたばかりである.これは,技術そのものが発展途上であると同時に,応用についてもその対象が極めて幅広く,全体像を固定的に把握することが難しいということにも起因しているであろう.こうしたなかで,国際大学GLOCOMでは,2016年3月18日に「ブロックチェーン経済研究ラボ」(Blockchain Economics Research Lab)を設置し,技術や応用の発展と並行して研究を深めてきたところである.本号は,こうしたGLOCOMでの研究活動を基盤としつつ,ブロックチェーンに関する研究領域を代表する多彩な識者による最新の論考により構成した.

ブロックチェーン技術は文字通り日進月歩であり,最新の情報をキャッチアップすることも重要である.その一方で,ブロックチェーン技術がもたらす社会的・経済的影響について深く考察していくことも,その技術と向き合っていくうえで不可欠である.本号は,ブロックチェーン技術とその社会経済的な意味合いに関する最先端の考察を結集したものであり,その意味で,読者に「ブロックチェーンのフロンティア」を提示するものとなることを,編者として願う次第である.

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目次
Part 1. ブロックチェーンがもたらす社会・経済の変容

  • [巻頭論文] ブロックチェーンと組織:「信頼の脱組織化」から考える(高木聡一郎)
  • [特別寄稿] Expectation on Blockchain: Blockchain Economics and Financeブロックチェーンへの期待:ブロックチェーン経済と金融(メラニー・スワン)
  • 仮想通貨は金融政策の重荷となるのだろうか――貨幣数量説,FTPL,そしてハイエク(岩村 充)
  • [ 座談会 ] 地域活性化とデジタル通貨(田中秀幸 × 武宮 誠 × 藤井靖史 × 高木聡一郎)
  • ブロックチェーンへの期待(前川 徹)

Part 2. 技術的課題とイノベーションのフロンティア

  • ブロックチェーン技術概要(高木聡一郎)
  • ブロックチェーンの安全性とその課題(松尾真一郎)
  • ブロックチェーンへの期待と,普及へ向けた課題(楠 正憲)

Part 3. シンポジウム「ブロックチェーン・イノベーション」抄録
GLOCOM View of The Worldシンポジウム「ブロックチェーン・イノベーション2016 パネルディスカッション」

  • 1. 「ブロックチェーンと通貨の未来」(登壇者:高木 聡一郎,岩下 直行,武宮 誠/モデレータ:田中 秀幸)
  • 2.「ブロックチェーンの安全性と汎用性を考える」(登壇者:榊原 彰,楠 正憲,佐野 究一郎,高城 勝信,松尾 真一郎/モデレータ:高木 聡一郎)

中央銀行デジタル通貨

中央銀行(従来の国のお金を発行していた銀行)が、ブロックチェーン技術を使ってビットコインと類似するような通貨を発行するというアイデアがあり、複数の国で詳細に検討されています。

中央銀行がデジタル通貨を発行したらどのような課題があるのでしょうか。中央銀行デジタル通貨(CBDC)にまつわる論点を網羅的に整理したディスカッション・ペーパーが刊行されました。ご関心のある方はどうぞご覧ください。

Soichiro Takagi (2017) “The Impact of Central Bank Digital Currency: From a Functional Perspective”, GLOCOM Discussion Paper Series 17-003. http://www.glocom.ac.jp/wp-content/uploads/2017/05/GLOCOMDISCUSSIONPAPER_No5_2017-No003e.pdf
(要旨の日本語訳)

ブロックチェーン技術は、幅広い経済やビジネスの仕組みに変化をもたらす技術的革新として注目を集めている。分散型台帳としても知られるブロックチェーン技術は、当初ビットコインを実現する基盤技術として誕生した。こうしたビットコインや類似のデジタル通貨は、世界中の不特定多数の参加者により発行され、維持されている。しかし、ビットコインのような民間セクターのデジタル通貨への対応として、各国の中央銀行も、自らのデジタル通貨を発行することについて関心を高めている。英国、スウェーデン、カナダ、カンボジアなどの中央銀行が、中央銀行自ら発行するデジタル通貨について研究を行っている。もし中央銀行がブロックチェーン技術に基づき、自らのデジタル通貨を発行することになれば、国内外の経済や、金融システムに対して幅広い影響を及ぼすことが考えられる。本稿は、ブロックチェーン技術の技術的・機能的特徴を紹介し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実装に関わる経済的・社会的な影響可能性を示すことにより、中央銀行デジタル通貨について議論する際の論点やポイントを包括的に示すことを目的とするものである。